むさしの会館

”ジミィ言う”の巻

ケチケチと細かい注文をつけることを「ジミィ言う」という。職人さんなどが仕事中に施主からあれこれと注文をつけられると「ジミィ言われてかなァねぇ」という。これも秩父地方の方言である。ジミというと派手の...

”てぼっけなし”の巻

 くれ好きで、何でも人に遣ってしまうカアちゃん。亭主とすれば「全く、テボッケナシなんだから、いくら稼いだってのこりゃっしねぇ」と、愚痴ることしきり。テボッケナシとはルーズで経済観念のない人をいう言葉...

”ドス濁り”の巻

  このところ異常気象が続いて、ひとたび台風がくれば各地で甚大な被害をこうむっている。台風のもたらす大雨の象徴は河川の濁流である。この濁流をボタ濁りというが、秩父独特の言葉にドス濁りがある。ボタ濁り...

”たまげらかす”の巻

タマゲラカスとは、驚かすの秩父言葉。タマゲサセルとオドロカスの合成語かも。タマゲルとは漢字で書けば「魂消える」でタマギエルが約まって、タマゲル。だから古くはタマギルともいい、「魂切る」と書いた。「...

”うっける”の巻

「ここへウッケとくからな」というように、秩父では載せることをウッケルといった。ていねいに言うつもりか、ウチケルと言うこともあった。また、エッケルとかイッケルという言い方もした。ウッケル、エッケルと...

“ちょーす”の巻

赤ん坊に向かって「いない、いない、バー」とおどけた表情をしてあやすことを、秩父ではチョースといった。チョースと言うと、愛するとか、かわいがるという意味をもった、寵という字が浮かんでくる。寵愛すると...

“つがいい”の巻

交通の便がいい所をツガイイと言った。通と考えられていたが、実は津であるようだ。『和妙抄』(934)は「津は水を渡る処」『名語記』(1275)は「船の停まり」、「日ポ辞書」(1603)は「すなわち港」と説明して...

“こぢゅーはん”の巻

この頃復活調の方言にコヂューハンがある。240年ほど前の方言辞書『物類称呼』に「東国の農家にて午未の刻の間に食事をするをこぢゅうはんと云。小昼飯なるべし」とある。それより約50年後の『柳亭記』は、「朝飯...

“やねもん”の巻

成仏とは仏教用語で、あらゆる煩悩を脱して悟りを開くこと。つまり理想的な人格の完成をいう。これを生身の人間にはなかなか難しいことなので、死んだ肉体が滅した時にそれができると考えられたことから、室町時...

”まるかーさる”の巻

ブッカース、ブッカーサルといえば、高齢者は薯(いも)洗い棒、二本の棒を×の形に縛ってたるの中に薯を洗う道具などを連想する。いまはそんな道具も見なくなったが、元の語は「交わす」に接頭語のウチをつけたも...
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