秩父弁だんべぇ
吉田の寄保沢(よっぽざわ)に伝わる地名伝説である。ある男が山に薪拾いに行ったところ、沢沿いの径で蛇の尾っぽを踏んでしまった。蛇は足に巻きついてきた。男は慌てて蛇を振りほどき、頭と尾っぽを切り離して沢に ……
2021年 4月 1日秩父弁だんべぇ 声と音「夜中にそんなでっけぇ音を出すもんじゃねえよ。」夜、兄弟げんかでもすると、お婆さんにこう言って叱られたものだが、この頃はその言い方には違和感があるようだ。 『万葉集』の歌には「水の音」と「鴬(うぐいす ……
2020年 12月 25日秩父弁だんべぇ 「あてずっぽー」の巻山林の買付けや鉱山の探索をする人を山師といった。経験と勘に頼ることなので、当たり外れが多い。そこから賭け事師の意味に広がり、ヤマを張る、ヤマを掛けるという語も生まれた。 よく似た言葉にアテズッポーがあ ……
2020年 10月 1日秩父弁だんべぇ 「シッペタ」の巻柿の木の下に、実になり損ねた蔕(へた)が、掃き集めるほど落ちているとがっかりする。これが実になっていてくれたらなあと思う。果実の蔕や根菜類の根の方などをシッペタという。ヘタだけでいいのに、何故シッペタ ……
2020年 7月 1日秩父弁だんべぇ 「つんだしがいい」の巻本誌前号の砂糖の話を受けて。日中戦争による物資不足で、砂糖は昭和15年に統制品となり、配給以外は手に入らなくなった。戦争が激化すると輸入もできなくなり、砂糖の原料は軍用機の燃料に転用されて、昭和19年 ……
2020年 4月 1日秩父弁だんべぇ 「てしらめる」の巻関東平野をはじめ、平野と名のつく所は文字通り広々としているが、そこには意外に平のつく地名は少ない。逆に、狭い山間地ほど平のつく地名が多いのはなぜだろうか。 例えば、切り立ったV字谷の大滝中津川沿いには ……
2019年 12月 20日秩父弁だんべぇ 「たまか」の巻「たまか」とは誠実・実直・物事を緻密(ちみつ)に処理できる、また倹約するなどの意味を表す言葉だが、今では方言かと思われるほど、ほとんどつかわれなくなっている。 これは元禄時代から文献に登場した言葉で、 ……
2019年 10月 1日秩父弁だんべぇ 「シマク」の巻日本列島を吹き抜ける強い風を伴う豪雨を、いまは台風とよぶが、昭和の前半 頃までは嵐(あらし)というのが普通だった。嵐とは山風と書くことから、山から吹き 下ろす強風と思うところだが、実は“アラシ”とは元 ……
2019年 7月 1日秩父弁だんべぇ 「ほかる」の巻じゃが芋のおいしい季節。と言っても九州では2月から6月頃まで、関東では5月から7月頃までと、新ジャガ前線が移動する。ジャガ芋は慶長年間(1600年頃)にジャガタラから入ってきたジャガタラ芋の略称。 新 ……
2019年 5月 1日秩父弁だんべぇ 「ハナァカケル」の巻春は祭りの季節。神楽太鼓や歌舞伎の三味線の音色に心を浮き立たせる。舞台脇の掲示板にはそうした芸能奉納の協賛金を大書した紙が所狭しと貼り出されて、華麗な雰囲気をかもし出す。これを秩父ではハナァカケルと ……
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