秩父弁だんべぇ

くちなわ

吉田の寄保沢(よっぽざわ)に伝わる地名伝説である。ある男が山に薪拾いに行ったところ、沢沿いの径で蛇の尾っぽを踏んでしまった。蛇は足に巻きついてきた。男は慌てて蛇を振りほどき、頭と尾っぽを切り離して沢に投げ捨てた。

 それから男が薪を束ねようとすると、縄は蛇になって邪魔をした。男はまた蛇を切って沢に投げ込んだが、次の縄も次の縄も蛇になってしまった。男はこんな縄では使い物にならないと言って、持っていた縄を捨てて藤蔓(ふじづる)で薪を束ねた。次の日も次の日も同じだったので、その話を聞いた人々はその沢を尾っぽ沢と呼ぶようになった。それがいつしか地名の由来は忘れられて、寄保沢と書くようになったんだと。

 昔の農山村では蔓縄は大切な生活用品だったから擦り切れるほど使い回した。古くなった縄は弾力を失って切れてしまう。これを朽ち縄といった。ところで蛇の古語はクチナワである。つまり縄が蛇になったことは、朽ち縄になってしまったという洒落だったのである。

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