「釣りが大好きだったあの人へ」――ご本人らしさを形にしたオリジナル祭壇
ご葬儀前の状況と心配事
葬儀担当スタッフが生前より親しくさせていただいていた故人様は、釣りをこよなく愛する方でした。
ご葬儀のご相談をいただいたとき、「あの方らしいお見送りをしてあげたい」という想いが自然と湧き上がり、
ご遺族様にオリジナル祭壇のご提案をさせていただきました。
お手伝いの内容
祭壇づくりは、生花祭壇・供花のご提供をされている「美弘園」様にご協力を仰ぎました。
ご家族様よりお話をお伺いし、ご本人がよく釣りをされていた利根川の情景をもとに、
山々や川の流れをイメージした祭壇をデザイン。
また、遺影写真の背景にも清流の景色をご採用になりました。
上流から連綿と流れる大河の立体感が大小さまざまな花々で表現されたその風景は
お借りした故人様の釣り道具の存在もあいまり、
まるで釣り場に佇んでいるかのような、臨場感と優しさに満ちたものとなりました。
むさしのスタッフの声
私がこちらの葬家様を担当させていただくのは二度目のことですが、個人的に信仰している札所11番のことで日頃よりとても親しくさせていただいていたので、故人様の訃報に接した際は大きな衝撃を受けました。
ご葬儀当日、釣り仲間の方が祭壇を見て目に涙を浮かべておられたのが強く印象に残っています。ご家族だけでなく、ご友人にも深く愛されていたご様子が伝わってきました。
オリジナル祭壇のご提案をさせていただき本当に良かったと、葬儀社冥利につきる瞬間でございました。
また、葬儀社社員だからこそのご恩返しができたのではないかと、個人的にも大変光栄な経験となりました。