御供養について
家族が亡くなった時や、法事などの席で「供養」という言葉を耳にすることが多いですね。
供養にはさまざまな方法があり、行う目的にも違いがあります。
祖先に対し、冥福を祈り行う追善供養や、仏様や諸天、菩薩などに対して尊敬の念を示し供物を捧げ供養する仏教供養などがあります。これから派生し、宗教と関係なく死者への弔いという意味で供養と呼ぶことがあります。
さらに仏や人間だけでなく、動物も死者と捉えられ、幅広く供養されています。
その他にも人の生活に密接した物や道具に対して供養が行われることもあり、針供養や、鏡供養、人形供養などがその代表であると言えます。
突然の不幸によって遺族の気持ちが整理できていない場合には、手元供養という方法もあり、遺骨の一部をペンダントなどに納め、そばに置いておくことも供養のひとつです。
供養の方法は多様化していますので、お墓だけでなく納骨堂や、植樹葬、散骨など個々の宗教観や死生観に応じて選ぶことができます。