赤い水引
Q:ご葬儀って地方の特色などありますか?
A:はい。今回は葬儀で使う「赤い水引」ののし袋についてご紹介いたします。
訃報を聞いて、喪家(そうけ)へ弔問に伺うときやお通夜に参列するときに香典を持って行きます。
秩父ではこのとき、香典とは別に赤い水引で「お見舞い」の表書きの「のし袋」を持って行かれる方がいらっしゃいます。
これは『入院中にお見舞いに行けず、今になってしまいましたがお受け取りください。』という意味合いからきているものです。
遠方から来た方や、このしきたりを知らない秩父の方はびっくりしますよね。
他にも弔問に行く際、お酒を持って行かれる方もいらっしゃいます。
これは諸説ありますが「亡くなった方への手土産」なんだそうです。故人への思いやりを感じる秩父ならではの優しい風習ですね。