生前整理は、生前に身の回りの整理を行うことでご遺族が行う遺品整理の負担を減らし、遺族間の不要なトラブルを防ぐことができます。
生前整理では不用品の整理や財産目録の作成、遺言書の作成を行うというイメージがありますが、この他にも忘れてはいけない生前整理のやることがあります。
そこで今回は、生前整理で忘れてしまいやすいやること3つをご紹介いたします。
生前整理のやること3つ
生前整理では、不用品の整理や財産目録の作成、遺言書の作成の他に、以下の3点を忘れずに行う必要があります。
- ID・パスワードのリスト化
- 友人・知人の連絡先のリスト化
- エンディングノートの作成
ここからは、この3つの生前整理とについて解説していきます。
- ID・パスワードのリスト化
「デジタル遺品」と呼ばれるデジタル機器に保存された故人のデータは、写真や動画などの他に、IDやパスワードも含まれます。
例えば、ネット銀行の口座はIDとパスワードが分からなければログインすることができません。
また、動画視聴サイトなど月額課金型サービスの解約の際にも、IDとパスワードは必須となります。
そのため、自分が現在利用しているサイトやサービスなどのIDとパスワードをリスト化しておくようにしましょう。
- 友人・知人の連絡先のリスト化
ご遺族が葬儀の連絡を行う際に必要な友人・知人の連絡先のリスト化は、意外と忘れてしまいやすいので注意が必要です。
あなたが葬儀に呼びたい友人や知人の連絡先をリスト化しておきましょう。
- エンディングノートの作成
エンディングノートとは、生前整理の際に自分の死後の希望について書くことができるノートのことです。
葬儀の方法や規模、場所、予算、納骨方法など、葬儀に関する希望の他に、ここまでご紹介したIDとパスワード、友人・知人のリストをまとめておくことが可能です。
しかしエンディングノートに記載した遺言書は法的効力がないので、遺産の分配については別途遺言書に残すようにしましょう。
まとめ
生前整理では遺言書や財産目録の作成など他に、ネット銀行などのIDやパスワードをリスト化し、訃報を伝える友人や知人のリスト化、エンディングノートの作成を忘れないようにしましょう。
また、エンディングノートには法的効力がないので、相続に関しては別途遺言書に残す必要があります。
これから生前整理をされる方は、今回ご紹介した3つのやることを忘れないように行うようにしましょう。
想い深く、心を結ぶ。むさしのは、お客様に寄り添い歩み続けます。
https://www.musashino.gr.jp/