むさしの会館

”ちょーきゅー”の巻

秩父の方言のなかでもチョーキュー(ダ・ナ・ニ)はいまでもかなり頻繁に使われているようである。これを方言と思わずにつかって、チョーキューって何?と問い返された経験をもつ人も多いのではないか。「お釣り...

”ひもじー”の巻

前回のヒダリ―が話題になると「ヒモジ―とも言ったが、どっちが古いことばなんださァ」という疑問が出る。たしかに、秩父では空腹のことをヒダリ―ともヒモジ―ともいったものである。ヒモジ―だ思い出すのは歌舞伎『...

”ひだりー”

飽食の時代になって、秩父でもヒダリ―ということばはほとんど聞かなくなったが、戦中戦後の食糧難時代には毎日のように使った言葉だった。ヒダリ―はヒダルイが秩父風に転じたものだが、古くはヒダルシといった。...

“じんじく”の巻

「昔は道が悪かったから、雨でも降りゃ高島田の嫁ごだって長ぐつで行ったもんだが、どうもジンジクしねェやー」などとつかうジンジクは、釣り合いがとれているとか、よく似合うという意味である。これは『平家物...

”じゅーくー”の巻

あかちゃんが人見知りでもするようになると「まぁ、ジューク―なもんだよ。ハア、人見知りなんかして」と言って笑い、やがて大人のマネをして、ませたことでも言うと「この子はジューク―な子だよ」といって、目を...

”ホリネー”の巻

『そんなにしいぇもらっちァホリネーよ』と言えば申し訳ないとか、すまないと言う意味。遠慮しながらも『まさかホリネーこってがんす』と言えばありがたいというお礼の気持ち。『大勢の前で歌うのはホリネー』と...

”メッタメッタ”の巻

「メッタメッタ」は秩父では普通に使われているが、他所ではヘンな言葉と笑われることが多い。けれども、本当に変な言葉なのか。321年前の『日本永代蔵』には病気が「めためたと悪くなり」という表現があり、...

”だんべーの巻き”

「これだんべー」、「そうだんべー」と、文末につけるダンベーは、江戸時代には関東のダンべー言葉といわれて、上方からは奇異に思われていた。しかし、江戸中期以降には江戸市中でも言われなくなって、周辺の田...

”むしの巻”

アチャ・ムシ・ダンベに吊るし柿-と、秩父音頭にうたわれたムシは「寒いムシ」、「そうだムシ」とつかわれる秩父方言の代表的な言葉だった。ムシのルーツは「申す」で、お祭りに神主さんが上げる祝詞の「かしこ...
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